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CMYKやRGBってなに?デザインデータを正しく扱うために知っておきたい知識

CMYKやRGBってなに?デザインデータを正しく扱うために知っておきたい知識

結論から言うとCMYKは印刷で、RGBはディスプレイ上で色を表現する仕組みのことです。

納品されたロゴのデザインデータにはCMYKはC:〇% M:〇% Y:〇% K:〇%、RGBはR:255 G:255 B:255あるいはHEX:#〇〇〇〇〇〇といった具合に値が指定されていると思います。

チラシやパンフレットといった紙媒体のデザインはCMYKで、WEBデザインやSNS広告バナーなどのディスプレイで表示するデザインはRGBで作成します。

掲載する媒体によって適切な方法で色を指定します。

CMYKとは

CMYKは、Cyan(シアン)、Magenta(マゼンタ)、Yellow(イエロー)、Key plate(キープレート≒黒、墨)の頭文字をとって命名されました。

その名の通り4つの色の混ざり具合で様々な色を表現します。

色の基本となる12色相環の色もちゃんとCMYKで表現できます。

例えば赤ならY:100 M:100、緑ならC:100 Y:100といった具合です。

ただ、これらは使用する紙質などで印刷機から出力される色合いは変わってきます。厳密に色を合わせたいときは、色校をする場合もあります。

RGBとは

RGBはRED=赤、GREEN=緑、BLUE=青の3色を使いそれらの混ざり具合で様々な色を表現します。

R:〇〇〇 G:〇〇〇 B:〇〇〇といった形で数値で指定します。それぞれ255まで指定が可能ですべて255にすると白色になります。

また、HEXといって#ff0000の形で表記することも可能です。ホームページで文字の色や背景色を指定するときは大体この表記を使用します。

その他の色指定方法

印刷に限りますが、CMYK以外にも色を指定する方法があります。それは特色です。

特色はCMYKのそれぞれのインクを混ぜて色を表現するのではなく、元々準備されている練ったインクをそのまま刷るので色が鮮やかで見栄えが良いです。ただし少しお値段が張る場合が多いです。

主流なのがDIC、Pantone、TOYOといった特色メーカーのものです。特色メーカーが発行している色見本から使用したい色を選び、入稿する際に印刷会社にその色の品番を伝えて印刷してもらいます。

特色ならCMYKで表現できない金、銀を出力したり、CMYKでは出せないほどの鮮明な色会いにすることが可能です。

さいごに

CMYKとRGBについてまとめてみました。最近では印刷でもRGBが使えたりもしますが、一部メーカーさんのみなので事前に確認が必須です。印刷するデータがCMYKか、WEBで使用するものはRGBになっているかチェックするのが大事ですね。