グラフィックデザインを専門とするSIDOです。
ロゴの依頼をネットからも受け付けているのですが、制作を検討されている方からすると裏側でどのような作業をしているのか分かりにくいと思います。
そこで今回はSIDOがロゴをデザインする過程を紹介します。
1.クライアント様にヒアリング、競合調査
まずは、ヒアリングしたりクライアントのライバル会社がどのようなビジュアル展開をしているか調査し、方向性を探って行きます。
この作業を怠ってしまうとどういった人たちに見せたいのか良くわからないデザインになってしまいます。
2.方向性、コンセプトを決める
ヒアリング内容とライバル調査を基に、デザインの方向性を決定していきます。
方向性を決めるときは「高級感」「親しみやすい」「和風」などのイメージがしやすいキーワードをあげていきます。
3.アイデアスケッチ
「3」である程度情報を集めたら、次はアイディアスケッチを行います。いきなりパソコンのソフトで作ることはせず、紙に鉛筆で手書きしていきます。
いきなりパソコンで作り始めると、ソフトの描画機能に頼ったロゴになりがちです。アナログな手法ですが、より自由な発想をアウトプットするためにも必ずこの工程を通すようにしています。
ベースにする書体で迷った時はパソコンで様々な書体で文字列を打ってみてロゴタイプの参考にすることもあります。
4.パソコンのソフトで作成
アイディアスケッチである程度構想が固まったらいよいよソフトで作成していきます。
スケッチの画像を読み込んで、パスを取って形を生成していきます。そして、カラーバリエーションを作成します。
1案だけでなく複数案の候補を同時進行で作成していきます。
良い案が出ないこともあり、その時はもう一度1〜2のステップに戻ってよりアイディア出しを行います。
5.少し時間を空けて、バランスや色味の調整
ある程度ソフトでの作成が完了したあと少しの時間データをいじらないようにします。出来れば目につかないように画面も閉じたままです。
こうすることで、再度作業を開始した際に、客観的にデザインを見れるようになり、作成中には気付かなかった、バランスの悪い部分や微妙な色味の良し悪しを判断できます。
6.完成
カラーバランスやシルエットを何度も修正し、完成となります。
まとめ
ロゴができるまでの流れを紹介しました。経験上、一定のクオリティを保つためには制作前の工程から手間をかけてしっかり行うことが大事だと感じます。